VMware Fusion 8にNested vSphere環境を構築する

16GBのメモリを搭載したMacBook Proに、VMwareのNested vSphere環境を構築してみる。
vSphereのテスト環境を作ろうと思ったことがきっかけ。

  1. Fusion Pro 8を導入する

  2. My VMwareから、評価版のESXi 6.5をダウンロードする。
    (VMware-VMvisor-Installer-201701001-4887370.x86_64.iso)

  3. Fusion上にESXi 6.5をインストールする

  4. My VMwareから、評価版のvCenter Serverをダウンロードする。
    (VMware-VCSA-all-6.5.0-4944578.iso)

  5. ダウンロードした、VCSAのisoファイルをマウントする。
    ※ダウンロードフォルダにある、VMware-VCSA-all-6.5.0-4944578.isoをダブルクリックするとマウントします。

  6. vCenter Server Applianceの導入手順についてreadmeを確認します。

  7. vcsa-ui-installerフォルダにある、macフォルダを開くと、「Installer」があるので、
    Ctrlキーを押しながらクリックして開きます。

  8. 開いてもよいか、確認のダイアログが表示されるので、「開く」をクリックします。
    NewImage

  9. vCenter Server Appliance 6.5 Installerが起動します。
    NewImage

  10. 言語を「日本語」にします。
    NewImage

  11. インストールを選択します。インストールの概要が表示されます。
    「次へ」をクリックします。
    summary

  12. エンドユーザー使用許諾契約書が表示されます。
    同意にチェックをして、次へをクリックします。
    NewImage

  13. デプロイタイプの選択が表示されます。
    組み込みにチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
    install_deploy_type

  14. アプライアンスのデプロイターゲットが表示されます。
    vCenter ServerをインストールするESXi(この記事で最初に導入したESXi)のIPアドレスを指定、
    ユーザー名、パスワードを入力して、「次へ」をクリックします。
    install_to_esxi

  15. SSLの証明書に関する警告が表示されます。
    「はい」をクリックします。
    ssl_alert

  16. アプライアンス仮想マシンの設定が表示されます。
    仮想マシン名、rootパスワードを指定します。
    VM_settings

  17. デプロイサイズの選択が表示されます。

この際、以下のエラーが表示された。
「OVF ファイルの読み取り中に問題が発生しました。:
Error: ovftoolを使用できません」

http://emadyounis.com/vcenter/vcenter-server-appliance-vcsa-6-5-installer-macos-ovftool-error/

  1. トラブルシュート
    デスクトップに、「vcsa-65-ISO」フォルダを作成し、その中に、マウントしたISOボリュームから、
    「vcsa-ui-installer」と「vcsa」をコピーします。

その後、xattrコマンドでInstaller.appのアトリビュートを削除します。

inouenaoyanoMacBook-Pro:mac naoya$
inouenaoyanoMacBook-Pro:mac naoya$
inouenaoyanoMacBook-Pro:mac naoya$ sudo xattr -rc Installer.app/
Password:
inouenaoyanoMacBook-Pro:mac naoya$

インストーラの画面では、「キャンセル」をクリックして、インストーラを閉じます。

  1. デスクトップにコピーしアトリビュートを削除したインストーラを開きます。
    これまでの作業をもう1回実施して、進めます。

  2. デプロイサイズの選択が表示されます。
    デプロイサイズ「最小」、ストレージサイズ「デフォルト」となっていることを確認して、「次へ」をクリックします。
    install_deploy_size

  3. データストアの選択画面が表示されます。
    シンディスクモードの有効化をチェックして、「次へ」をクリックします。
    install_datastore

  4. ネットワークの構成画面が表示されます。
    ※DNSサーバは、とりあえず、8.8.8.8を指定。
    install_network

  5. ステージ1の設定内容の確認画面が表示されます。

install_stage1

  1. 「終了」ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。

install_stage1_start

  1. デプロイ完了画面が表示されます。
    「続行」をクリックします。

install_stage1_finish

https://192.168.66.130:5480/

  1. 引き続き、ステージ2のインストールに移ります。

stage2_summary

  1. アプライアンス設定画面が表示されます。
    時刻同期モードを「時刻を ESXi ホストと同期します」を選択します。
    SSHアクセスは、「有効」を選択します。

stage2_appliance

  1. SSO設定
    SSOドメイン名:vsphere.local
    サイト名:default-site

stage2_sso

  1. CEIPの設定画面

stage2_CEIP

  1. 設定の確認画面

stage2_settings

  1. Stage2インストール開始前の確認

stage2_installer_alert

  1. Stage2のセットアップ

stage2_setup

  1. 完了
    このアプライアンスのセットアップに成功しました、と表示されます。
    ※セットアップ開始から、10分程度かかりました。

stage2_setup_finish

vSphere Web Clienthttps://192.168.66.130:443/vsphere-client/
アプライアンスの「はじめに」ページhttps://192.168.66.130:443

  1. vSphere Web Clientにアクセス

ユーザー名:[email protected]
パスワード:設定したパスワード

vcenter

所感:
スムーズに行くかと思いきや、少し手こずったのと、時間もかかった印象。
メモリは結構厳しい。

作成者: naoya

IT業界(ネットワーク系)の管理職。2児のパパもやってます。

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